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THE BAD BATCH 第16話 カミーノ滅亡 ~タイトルから不穏過ぎる~

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ケッセルのスパイス鉱山で働かされていたhkagemaruです。

というわけで久々のバッドバッチ感想第16回になります。

映画を見たファンが一度は思う「帝国時代カミーノってどうなってたんだ?」が明かされる今シリーズ、クロスヘヤーとの和解はあるか?

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wookieepediaより ティポカシティ

1.脱出路を捜せ

前回ラストの帝国軍による空爆で破壊されていくティポカシティをクローンフォース99とAZIは生き残りをかけて走り回ります。しかし早速建物が崩壊し瓦礫によってAZIとオメガ、クロスヘヤー組とハンター、エコー、テク、レッカー組に分断されてしまいます。しかもオメガ組の方には水が流れ込んでくるうえクロスヘヤーが瓦礫に挟まれ動けない状態、よくある大ピンチ。

それでもオメガがクロスヘヤーを救出しレッカーがナイフで水密扉をこじ開け間一髪脱出成功、「なにをした?」というクロスヘヤーに「帝国の空爆からお前を救った、死にたきゃ勝手にしろ」とハンターは返します。と言いつつもクロスヘヤーは全員と行動を共にします。土台が破壊され沈んでいくティポカシティ、今まで多くの赤ちゃんクローンがいた保育器も沈んでいきます。結果建物ごと海底まで沈みそこからクローンフォース99の面々は安全な場所を探すことになります。

 

2.クロスヘヤー悪口大会

先へ進んでいくとそこにはかつてのクローンフォース99の兵舎が無事に残っていました。壁にはもちろんレッカーのつけていた任務記録もありあります。それを見て「かつての栄光を汚しやがって」というクロスヘヤーに「闇雲に従うのは駒だ、仲間を守るのがリーダーの役目」とハンター、「皆死ぬぞ。無能なリーダーのせいで」負けないクロスヘヤー、一触即発な雰囲気に「死なないよ、海底トンネルがあるからそれを使って脱出しよう」とオメガが提案し同調する仲間たちに「今や子供が司令塔か」と突っかかるクロスヘヤー、気持ちはわかるが少し静かにしてなさい。

兎にも角にもトンネルを通っていくクローンフォース99、ここでクロスヘヤーがトンネルのガラスにヒビが入っていることに気が付き「引き返そう」と提案しますがAZIに「それは愚策」といわれます。レッカーも「文句言うな。こうなったのはお前のせいだろ。隊に戻っていれば歓迎したのに」と発言、「やめとけ。クロスヘヤーは非情で頑固、そういう性格だ。変えられない。本人にもね」テクさんが一番辛辣。「なぜ俺をかばう?」とクロスヘヤーが聞くと「かばってない。理解できても容認は無理だ」これは真理。クロスヘヤーが若干不憫になってきたところで問題発生、デッカイモササウルスのようなモンスターにトンネルが襲われます。体当たりでトンネルが壊れそうになるもののAZIが動力を復旧したことで電撃により無事に撃退し先へと進みます。

 

3.出自の秘密

トンネルを抜けた先にはナラ・セのラボが、「ここは?」と聞くハンターにテクが「ナラ・セのラボです。オメガによると僕らはここで作られた」

クロスヘヤー「なぜ彼女が知っている?」

テク「見てたからさ。僕らより先に作られたんだ。彼女は年長者だ」

そういえばそうか。オメガはジャンゴ・フェットの純粋なクローンなので普通の速度で年をとりますがクローントルーパー達は半分の速度で大人になるとエピソード2でラマ・スーが言ってましたね。なんか怖い。

ラボからランディングパッドへの道はすでに壊れてしまっていました。途方に暮れる面々、またクロスヘヤーが文句を言い始めます。相変わらず帝国に心酔しているようすで「共和国や”レック”は過去の遺物、俺は新しい帝国の一部となる」と話します。

するとオメガが近寄り「あなたはカミーノが嫌いでしょう?」と問いかけます。「あなたも抑制チップでおかしくなったと思ってたけど違った」オメガはクロスヘヤーの真意を見抜いているのかもしれません。それとAZIが「バッテリーが消耗しています」とフラグでしかないことを口走っています。

 

4.大胆な方法

ラボ内を探索した結果医療カプセルの浮力を使って海面まで脱出しようと結論がでます。海中では酸素が必要ないAZIが瓦礫を除去して進んでいくわけです。「あなた方の安全が私の優先事項です」もうものすごい勢いでフラグがはためいています。

医療カプセルにそれぞれが入り窓を爆破、海中へ放り出され浮力でどんどん上がってきます。その間AZIは瓦礫をどけたりカプセルを押し上げたり大忙し。あと一息といったところでオメガのカプセルに瓦礫が直撃し沈んで行ってしまいます。AZIは大急ぎで瓦礫をどかしフルパワーでカプセルを押して浮上させます。オメガのカプセルが安全圏にくると「がれきはナシ、目的は果たせました」AZIのバッテリーは切れ沈んでいきます。しかしなんとオメガは海中でカプセルを開きAZIの手を掴みますがAZIの重みで浮き上がれません。狼狽するハンター達ですが冷静にライフルを構えるクロスヘヤー、彼のグラップルガンでAZIとオメガを引っ張りあげます。ハンターはすこし笑顔をクロスヘヤーに向けます。

 

5.シーズン1の終わり

夜が明け無事にランディングパッドに到着した面々。カミーノの施設は完全に破壊されてただ海が広がっています。帝国の偵察隊が来る前にとシャトルで脱出するときレッカーがクロスヘヤーに「一緒に来るか?」といいますが「状況は何も変わってない」と答えるクロスヘヤー。

ハンターは「お前がくれたチャンスを俺たちもやろう」

クロスヘヤー「もう道は決めてある」

ハンター「望むものが違っても敵である必要はない」

全員がシャトルに乗り込む中そっぽを向くクロスヘヤー。

オメガが「さっきはありがとう」

クロスヘヤー「借りは返した」

オメガ「今でもあなたは兄弟よ。私たちみんなのね」

こうしてクロスヘヤーを残しシャトルは飛び立ちます。

 

ところ変わって惑星ダロに一機のシャトルが到着します。降りてきたのはクローンコマンドに警護されたナラ・セ。帝国の科学者らしき人物が「優秀なあなたに帝国が特別な計画を用意しています」と施設へ案内したところで第16話が終了します。

 

6.感想

カミーノ編と共に第一シーズンが終了。今回は最終話ということで次回への伏線とハンター、クロスヘヤー間のしがらみに一応の終止符が打たれました。ハンターの「敵である必要はない」というセリフは素晴らしいと思います。かつて兄弟でありながら袂を分かち殺し合いもお互いにしていたクロスヘヤーが最後に改心したかのように戻ってくるオチでは安っぽくなってしまうので仲間であっても距離感を保って生きる、近づきすぎる必要はないという現実でも気が付きにくいことを教えてくれる良い最後だったと思います。そりゃあファンとしては早く仲直りしてほしいですが(笑)

ところでもうランパート中将にクロスヘヤーの裏切りはばれているはずなので帝国の偵察隊が到着したら彼は殺されるのでは?第2シーズンは一人で帝国から銀河を逃亡するクロスヘヤーという展開になるのかも。しれっと帝国軍に戻るような気もしますが。

 

そしてカミーノは完全に破壊されてしまいましたね。ラマ・スーは直接的な描写は無かったですが処刑されてしまったんでしょうか?どこかで落ちぶれて再登場なんてこともあるかもです。ちょっと脱線しますが古いPS2のゲームスターウォーズバトルフロント2のストーリーモードでカミーノ人がアンチクローントルーパーという物を作って帝国に反乱を起こすという展開があったのですがそれは公式では採用されなかったみたいですね。あのゲームのストーリーモードはホントに面白い。今度記事にしようかな。

 

あとはAZIに関してですかね。あんだけフラグ立てておいて結局生き残りましたがあそこはオメガを助けて機能停止の方が感動的だったのではと個人的には思います。仲間を決して見捨ていないというテーマに沿った行動なので良かったのかもしれませんが「ここでみんなを誕生時から助けてくれていたAZIのためにもこれから頑張って生きねば!」という親からの巣立ちみたいな方がhkagemaru的には好きだったかなーという感じです。

 

そしてラストのナラ・セが関わるプロジェクトというのが第2シーズンの重要な要素になってきそうですね。優秀なクローン技術者なわけですから何者かのクローンを作らされることになると思われます。やっぱりシークエルに出てくる皇帝のクローン、スノークでしょうか?マンダロリアンの方でもグローグーを使ってクローンを作るみたいな描写があったのでクロスオーバーがあるかもですね。意外なところではゲームのフォースアンリーシュド2に出てきたスターキラーのクローンを作るとか?まぁこれはないか。

 

いやー色々ありましたねー。バッドバッチはhkagemaruのスターウォーズ熱を大きく再燃させてくれました。この先クローンフォース99が銀河内乱にどう関わってくるのか最後の伏線も気になりますし第2シーズンも楽しみに待ちたいと思います。