Starwars世界 ~こじらせファンの頭の中~

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オビワンケノービを観終って~全体を通してのネタバレレビュー後編~

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コレリアンワインをキメて若干落ち着いたhkagemaruです。

ドラマオビワンケノービ後半パートの感想書いていきます。今回もネタバレ及びダークサイド味強めな個人的意見満載でお送りいたしますので閲覧注意でございます。

 

~パート4~

前回受けた火傷治療をバクタタンクで受けるオビワン。色々嫌な記憶がフラッシュバックしている様子。その後例の組織のリーダーに会い尋問官に誘拐されたレイア救出作戦を考え始めます。そうそう言い忘れていましたがレイアはパート3の最後にサードシスターに誘拐されています。なぜサードシスターが組織の隠れ家の位置がわかってしかも先回りできていたのかは全く語られないので謎。

惑星ナーの尋問官の要塞でサードシスターに尋問を受けるレイア姫、この子はそういう星の元に生まれてしまったようですね。合掌。

 

サードシスターは例の組織の本拠地が知りたいようですがなんでそれをオルデランの議員の娘レイア姫に聞く?こんな子供が情報を持っていると本気で思ってるの?

 

そして尋問官の要塞に潜入するターラ。どうでもいい警備主任とのやりとりを挟みオビワンを内部へ導きます。尋問官の要塞に潜入するオビワン。いやこのくだりフォールンオーダーで観たしなんだったらプレイしたけど

そしてレイアを救出して逃げるターラとオビワン&レイア。 終わり

これだけほんとにこれだけ 

全6話のドラマで誘拐されたレイアを助けに行くのを2回やる意味はちょっとよくわからないですね。なにか新事実が明かされるわけでもないですし。では次

 

~パート5~

冒頭オビワンとアナキンのジェダイ聖堂での修行シーンから始まります。

力圧しで攻めるアナキンに押されるオビワン、アナキンにライトセーバーを弾き飛ばされるも冷静に状況を見極めて大逆転。なんともジェダイらしい忍耐力の強いオビワンの得意技ですね。

「お前は偉大な戦士だが、強い顕示欲が弱点だ」

「これを克服しなくてはずっとパダワンのままだぞ」

こういうのが観たいのよ

 

ジャビームにて組織の本拠地に攻め入るサードシスター。カッコよく隊列を組んだストームトルーパー達を活かすこともなくブラストドアに大砲を打ち込む帝国軍。そしてビクともしないドア(サーマルデトネーターとか使ってカッコよくブリーチできないわけ?)

オビワンが交渉人として名乗りを上げサードシスターとドア越しに会話します。そこで実はサードシスターは元ジェダイでオーダー66の時マスターと同級生を殺したアナキンに仕えるふりをして彼に復讐しようとしていることが判明。えぇー!びっくりー!

 

※じゃあなんでずっとオビワンに執着してたわけ?今までのオビワンへの執着に理由付けをするなら「お前がアナキン(ダースベイダーという怪物)を作ったんだ!責任を取らせてやる!」ぐらい言わせないと説明がつかないような気がしますが…

とりあえずベイダーからの信頼を得るために任務に忠実だったということで無理矢理に納得しますか

 

このサードシスターの告白によりオビワンが「私がベイダーの元に連れて行ってやる」と自分人質になることを提案。いや、ダメだろ

間接的にとはいえジェダイマスターのオビワンが私怨による個人への復讐を手伝おうとしてるのはマズいのでは?

 

結局サードシスターがライトセーバーでドアを切り裂き、雪崩れ込んできた帝国軍のせいで命を落とすターラ。逃げる組織の面々。なんかダミーの輸送船に引っかかるベイダー卿

※ここらへんは上記のオビワンの行動含めほんとに意味不明。単純に2隻輸送船があって手前にあった空の輸送船をベイダー卿がフォースグリップで捕まえている隙にもう一隻の輸送船で逃げたってことなんでしょうけどそんなトリックのトの字もない方法で逃げれるものなのか

まぁ一応修行シーンでオビワンがアナキンに「勝利を望み過ぎて盲目になっているぞ」と言う部分があったのでベイダー卿が勝利を急ぎ過ぎたからこんな策にひっかかったっていうことなんでしょうか?

 

そしてえっ?今?というタイミングでベイダー卿に切りかかるサードシスター。軽くあしらわれた後ライトセーバーで刺され地面に倒れたところで「復讐心とは生きる意欲を掻き立てるものだな」とウータパンの大尋問官が再登場。やっぱり生きてた

でもなぜ生きていたかの説明は一切なし。

「似合いの死に場所だぞ」と言って去っていくベイダー卿と大尋問官。

いや、止め刺せよ

ここで見逃す理由が全く不明、脚本の都合かな

 

 

~パート6~

この流れで最終話ですよ。大丈夫?期待値ゼロ

 

逃げる組織の輸送船。オビワンが「俺がベイダーを引き付けるからみんな逃げろ!」というけど「いや、修理できるから大丈夫よ」って言われても食い下がるオビワン

これじゃあただの頑固老人じゃない

ほんとにこのドラマは登場人物の行動規範が全く理解できない。なんでこうするの?こうだからこういう行動をせざるえないのです。とかっていうのが全く見えてこない。

 

そして結局オビワンは囮になって岩場で再びダースベイダーとの決闘シーン。戦います。それだけ。特に見所もない戦いの後ベイダーのヘルメットをオビワンが半分叩き割り割れ目からアナキンの素顔が。いや全く同じ展開反乱者たちで観たよ?

 

※元パダワンのアソーカとアナキンの戦いだった反乱者たちのほうがよっぽど見ごたえがあったけどなぁー。アソーカがベイダーのマスクに傷つけて後ろを向いたときアナキンの声で「アソーカ…」と呼び掛けるシーンとか良い演出だったし。

そしてベイダー卿色々しゃべってたけどセリフにも全く響くものが無かった。アナキン・スカイウォーカーは死んだ」とか「アナキンを殺したのはお前(オビワン)ではなく私自身だ」とかアソーカにも同じようなこと言ってたじゃないですか。何から何まで2番煎じ。このドラマの制作陣は反乱者たちをちゃんと観てる奴なんていないだろとでも思ってるんでしょうか。

 

その姿を見て「さらばだ。ダース」と立ち去るオビワン

いや、止め刺せよ

EP3の最後と同じことしてどうするの?決着を付けに来たんじゃないのか?

最初は殺すつもりだったけど哀れなアナキンの姿をみてその気が無くなったということかもしれませんがそのくだりEP3でやってるじゃん

 

※たしかに映画本編に繋げないといけないんだからここでベイダー卿を殺すわけにはいかないのはわかりますよ。それなら

オビワンが「私の義務を果たす」とか言って止めを刺そうとした瞬間、フィフスブラザー達が部隊を率いて邪魔しにやって来てオビワンは止めを刺す機会を逃し辛くも逃げ延びるとかそういう展開にすればしっくりくると思うんですが。サードシスター以外の尋問官の皆さんにも出番が出来るし良いこと尽くし。

 

 

えーっとそれからタトゥイーンではサードシスターがルークを追っています。

なんで?前回殺されかけたサードシスターが無傷で現れてルークを殺そうとしています。誰か理由を説明してくれ

 

オーウェンおじさんとベルおばさんはルークを守るため勇敢にサードシスターと戦います。これはなかなかいい感じ

 

最終的にルークを追い詰めるも気を失った幼いルークの顔を見て結局殺せず泣き崩れるサードシスター、そして現れるオビワン。「お前は自由だ」とサードシスターに語り掛けるオビワン意味わからんけど?何が解決したの?

 

ラスト

レイアをオルデランに送り届けた後、タトゥイーンでルークと初めて言葉を交わすオビワン。そのときのセリフが「Hello、there.」 これはなかなか粋な演出

自分の隠居場所に帰ってくるとそこにはクワイガンジンがいました。

クワイガンジン「ずいぶん時間がかかったな」

オビワン「もう現れないのかと」

クワイガンジン「常にここにいた。お前にはまだ見えなかったが」「行こう、先は長いぞ」

ここでクワイガンジンが見えたということは今まで希望を失い弱っていたオビワン・ケノービが再びジェダイとしての使命に目覚めたということなのでしょう。

 

感想

1.ネタ切れ感がものすごい

レイア誘拐事件を二回やったり尋問官の要塞で水中通路のガラス割れそうになるところとかベイダー卿のマスクが割れてアナキンの素顔が出るところとかもう他作品やゲームでやっているくだりが多すぎる。EP4に繋げなくてはいけないため脚本の制約がキツイんだろうなという部分がこれでもかと見えてしまうところが大きすぎるマイナス。ダースベイダーも出さないといけないしレイアもルークも見せ場を作らないといけないけど誰も殺したりしてはいけないし大変だー!という制作陣の声が聞こえてくるようです。(ていうかプロなんだし作るならちゃんと作れと言いたいですが)

2.全体通して説明不足

何度も言うようにキャラクターの目的や動機がみえづらい。どういう経緯で今の状況になってこの先こうしたいという行動の一貫性に乏しい。行き当たりばったりで全員が好き勝手行動しているようにしかみえないため終始疑問が残ります。なによりひどいのは大尋問官とサードシスターが突然復活する部分、セリフで一言何か理由付けすればかなり違うはずなのですがそれすらしないというのはあまりに脚本が稚拙としかいないと思います。後半に行くにつれてのストーリーと演出の粗は看過できないものになっていましたし。

まとめ

オビワンケノービというメインキャラを使ってこの出来では少々がっかりですね。なんか適当に作りましたという感じが出過ぎ。せっかく面白そうな題材があるにも関わらずうまく調理できなかった残念な作品といったところでしょうか。

次のスピンオフはキャシアン・アンドーが主人公ということなのでどうなるのか注視していきたいところです。

※hkagemaru的にキャシアン役のディエゴ・ルナは好きな俳優さんなので割と楽しみではあります。こういうメインキャラとの繋がりの薄いキャラの方が自由にお話が作れるのでたぶんおもしろいはず!そしてバッドバッチの続きがみたい…