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ダース・シィデアスの計画 ~部下が優秀過ぎると困る~①

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母乳とブルーミルクで育った者hkagemaruです。

今回はダース・シィデアスの共和国転覆計画、アナキンをダークサイドへ落した手並みはとてつもなく素晴らしいと思っていますがダース・モールしかりグリーヴァスしかりが優秀すぎるとどうなったかをなんとなく考えていきます。

 

1.繊細な計画

(ep.1)ダース・シィデアスことシーヴ・パルパティーンはシス卿ダース・プレイガスに教えを受けすべてを教わった後、寝ている師匠を殺害し自らがシス卿となります。そして彼はシスが再び銀河を支配するため共和国を転覆させる計画を進めていきます。第一段階に自らは惑星ナブー選出の元老院議員として銀河共和国の政界へと潜り込み、その裏ではシス卿ダース・シィデアスとしてヌート・ガンレイ率いる通商連合をけしかけ惑星ナブーを武力封鎖し銀河共和国に大きな波紋を引き起こします。軍隊を持たない平和な惑星ナブーが通商連合に武力で占拠され市民達の自由が奪われているというショッキングな状況でパルパティーンは一気に共和国元老院議員達の同情票を集め、善人ではあるが決定力に欠けるバローラム最高議長を解任、自らが銀河共和国元老院最高議長の地位へと上り詰めます。(この時点ですごい。しかもep.1だけの話)

 

(ep.2)ナブー危機をきっかけにいくつかの惑星は銀河共和国を見限り離脱を始め、そこに通商連合やテクノユニオンなどの有力企業が参加し分離主義勢力を結成します。このような事態に銀河共和国を守護するジェダイ騎士団を援護するため共和国正規軍を創設するか否かという重要な議論が連日行われています。最高議長パルパティーン自身は軍の創設に表向きには慎重派な態度をとっていましたが裏ではとっくにクローン軍団の製造を知っていましたしジェダイ抹殺の算段をつけていました。ドゥークー伯爵と賞金稼ぎジャンゴ・フェットを使いオビ=ワン=ケノービを惑星ジオーノシスにおびき寄せそこで分離主義者達がドロイド軍を製造し戦争の準備をしているという事実を共和国へ報告させることで世論を共和国軍創設の方向へと誘導し、さらに最高議長の非常事大権という任期をなくし法案を議会の承認なしで通すという権力を合法的に得ることでパルパティーン独裁体制の基盤を作り上げます。

 

(ep.3)こうして始まった銀河共和国と分離主義者の戦争(クローン戦争)ダース・シィデアスの計画も最終段階です。今までの件でジェダイ騎士団にシス卿なのではないかと疑われ始めていたパルパティーンは潔白を証明するためグリーヴァス将軍に自らを誘拐させ被害者面することでジェダイ騎士団の疑いの目を逸らします。そして悩み多き若者”選ばれしもの”アナキン=スカイウォーカーの心の隙間へ入り込み、最後にはアナキンに自分こそがシス卿ダース・シィデアスでありアナキンの秘密のお嫁さんパドメの命を救える唯一の存在であると打ち明け精神的な揺さぶりをかけ弟子にしようと画策します。結果、ジェダイ騎士団に自らを襲わせその場をアナキンに見せつけることで見事アナキンにジェダイ騎士団を裏切らせダークサイドへ落すことに成功、ジェダイ騎士団に襲われたことを議会で発表しジェダイ騎士団を貶め自らが皇帝となって銀河共和国を解体、社会の安定のため銀河帝国の設立を宣言するに至ります。(ここのスピーチは名シーン)

銀河の辺境地帯にまとめて隠れさせていた分離主義者のリーダーたちはダークサイドへ落したアナキン・スカイウォーカーつまりダースベイダーを送り込み全員抹殺(ヌート・ガンレイの命乞いが好き)、銀河中に散らばり戦っていたジェダイ達はあらかじめクローン軍団に命令していたジェダイ抹殺命令オーダー66を発動しジェダイ騎士団の存在自体を消すという徹底ぶり。素晴らしい!銀河帝国万歳!

 

2.あれ?考察は?

すいません、hkagemaruのパルパティーン愛が強すぎてただただ彼がダース・シィデアス兼銀河皇帝になるまでを見直す記事になってしまいました。こうやってみるとほんとによくできてる話だなーと思います。次章からに真面目に考察書いていきます。

 

3.ナブー危機が全部うまくいったら

ここでは言わずもがなダース・モールがキーパーソンです。彼にはプライドがあるでしょうからこっそり護衛としてドロイデカを数体原子炉に配置。

ナブー宮殿での最終決戦クワイ=ガン=ジン、オビ=ワン=ケノービそしてパドメ・アミダラ率いるナブーロイヤルガード達が通商連合総督ヌート・ガンレイを捕らえるために攻めてきます。通商連合の本隊は郊外に展開しているグンガン族と戦うため宮殿自体は手薄になっているわけです。それでは先ずナブー宮殿を防衛しているバトルドロイド達にはあらかじめハンガーにあるナブースターファイターを離陸できないように壊しておいてもらいましょう。これで司令船は安全ですね。そこでダース・モールをカッコよく突入させドロイデカの援護射撃と共にクワイ=ガンとオビ=ワンを串刺しにし展開しているアミダラ影武者のロイヤルガードの掃討を行ってもらいます。郊外の戦いは本編でもグンガン族が圧されていましたのでスターファイター部隊が司令船を攻撃できないこの世界では通商連合の圧勝となります。玉座の間でヌート・ガンレイは見事パドメを捕らえ惑星ナブーは完全に通商連合の支配下へと置かれます。

その後ですが通商連合はそもそも企業ですからこのナブーでの成功で勢いに乗り利益を上げるため(ナブー危機の原因は貿易関税の摩擦)別のアウターリムの惑星にも同様の要求を突き付けていくのではないでしょうか。勢力を伸ばした通商連合はジェダイを退けたという実績まであるため正規軍もなく弱体化した銀河共和国はほとんど何もできない状態で通商連合の専横を許してしまうでしょう。これは実は人間以外のエイリアン種族に権力を握らせたくないパルパティーンにとって都合が悪い状態です。(クローン戦争で分離主義者のリーダーがエイリアンばっかりだったのはまとめて財産を奪い抹殺するため)さらにジェダイ2人を倒し力をつけたダース・モールが大きな野望を抱く可能性があります。

 

ちょっと長くなってきたのでまた次回に

今回はほとんど前提条件の説明になってしまいましたね、、次回はどんどんIF展開を考えていくのでぜひよろしくお願いいたします。