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THE BAD BATCH 第3話 エリート分隊 ~帝国軍の再編~

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ダイアノーガに食われかけたことがあるhkagemaruです。

バッドバッチ感想第3回、今回は前話で出番がなかったクロスヘヤー側で描かれた初期帝国軍の創立について触れていきます。第3話ではクローントルーパーからストームトルーパーへの切り替わりの経緯が少しづつ描かれています。

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1.今回の愉快なクローンフォース99

前回サルーカマイから脱出した一行、ハンターが隊員達に食事の配給を行っています。配られていたのはエピソード5でルークが食べていたエナジーバーみたいなものと同じでしょうか?渡された瞬間一口で平らげ「おかわりをくれ!」と言うレッカーに「物資が少ないからダメだ」というハンター、それを見て「私の分もあげる」とオメガはエナジーバーを差し出します。喜んで受け取ろうとするレッカーですがさすがにハンターに「オメガには寝床もないのに食事まで取り上げるのか」と怒られオメガに謝罪、かなり反省している様子。そんな時シャトルが突然故障し無人の惑星に不時着、着陸時にレッカーが頭を打ちその後も「頭が痛え」と言っています。これは行動抑制チップが暴走するみたいな伏線っぽいですね。テクによるとシャトルはバッテリー交換が必要な様子、しかし現地の猛獣に唯一のスペアを盗まれハンターとオメガが取り返しに行きます。色々あってオメガがバッテリーを取り戻し少しづつハンターとの信頼関係を築いていきます。

今回はクロスヘヤー中心回なのでクローンフォース99の出番はこれで終わりです。

 

2.クロスヘヤー隊長に

カミーノにてなにやら検査を受けるクロスヘヤーを見守るターキン総督、ナラ・セとランパート中将。クロスヘヤーのような熟練のクローントルーパーに有望な兵士を訓練させ銀河最強の軍隊を作るという”ウォーマントル計画”そしてランパート中将がその責任者のようです。早速ターキン総督とクロスヘヤーに銀河中から集められた精鋭という黒い装甲服を着た4人の兵士を紹介します。彼らが今回のタイトルであるエリート分隊というわけですね。実戦をみなければ判断できないとターキン総督はこの分隊にオンダロンの反乱軍を制圧するように命じます。折角第一話で生き残ったのにかませ犬となる運命からは逃れられないソウ・ゲレラ達、合掌。

 

3.任務完了

オンダロンで移動の準備をする反乱軍達、ソウ・ゲレラ本人はすでに別の場所に移動している模様。案の定クロスヘヤーの部隊によって蹂躙されます。任務を忠実に遂行しすでに無抵抗の反乱軍兵士を殺害するクロスヘヤーに対し「我々は兵士であり処刑部隊ではない」とまともなことをいう一人の男部隊員(クロスヘヤー部隊の隊員は名前の紹介すらなかったので個人名がわからぬ)「民間人は捕虜にして尋問する。クローンは無視しろ」と現場を仕切り始めます。するとクロスヘヤーが「なぜ俺が指揮官かわかるか?すべきことを迷わず遂行できるからだ」とその部隊員をブラスターで射殺「優秀な兵士は命令に従う」の決め台詞を放ち任務を完了させます。

 

4.カミーノと帝国の確執

ソウ・ゲレラは取り逃がしたが他は全滅させたとターキン総督に報告するクロスヘヤー。与えられた任務を忠実にこなしたエリート分隊にご満悦の様子のターキン総督はランパート中将に計画の続行を指示します。このときターキン総督は「クローンは費用がかかる過去の遺物だ」と発言しています。やはりカミーノに外注せねばならないクローントルーパーによる共和国式の軍の運用はカミーノへの依存度が高いうえに費用が莫大なようです。この点が”ウォーマントル計画”の原動力となっているのでしょう。

 

一方このクローントルーパーを廃止しようとする帝国の動きにカミーノのラマ・スー首相は自分たちの立場と利権を守るため科学者ナラ・セと共に”優性クローン”というものを生み出すことを目指しています。しかしジャンゴ・フェットが戦死してしまったため新鮮な遺伝子サンプルを手に入れらず現在のクローントルーパー達の能力は劣化が続いているとのこと。これはクローンウォーズでも少し触れられていた内容です。この状況を打破するために強化された変異遺伝子を持つクローンフォース99のサンプルが必要らしくラマ・スーはナラ・セにサンプルを手に入れるよう命じています。カミーノ側の思惑というものも今後重要なファクターとなっていきそうですね。

 

5.第3話終了と感想

打って変わってクローンフォース99の面々はシャトルの修理を終え再び宇宙へ飛び立ちます。するとレッカーがオメガを呼び出し目隠しをしてシャトルの後部機銃へ連れていきます。オメガが目を開けるとそこにはレッカーお手製のカーテンや照明で作られたオメガ専用のスペースがありました。冒頭でハンターに言われたことをレッカーは気にしており彼なりの素敵な気遣いだったわけです。もちろんオメガは大喜びし第3話は終了します。

 

今回はクロスヘヤーが帝国軍の一員として自らの分隊を与えられていました。優秀な兵士というのは何かという部分でハンター達と袂を分かってしまった彼はこのエリート分隊を率いてより無慈悲で残酷な任務をこなしていくことになるでしょう。無機質な真っ黒の装甲服にあえてお互いの名前も名乗らないクロスヘヤーと部隊員たちは無感情に任務をこなす帝国軍と今までの共和国軍と対比を表しているのかなとhkagemaruは思います。クローンフォース99や共和国軍兵士達は同じ遺伝子と顔を持っているのにも関わらず個性的であったが帝国はクローンでない多様性のある人々に無個性を強要しているというのはなかなかの皮肉です。しかしまだまだ帝国軍の主力はクローントルーパーのまま、装甲服や兵器の更新など今後の”ウォーマントル計画”と帝国軍の描写には期待ですね。

あと最後のレッカーとオメガの話はhkagemaru的にはとても好きです。

 

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