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THE BAD BATCH 第9話 失われた賞金 ~命がけのタダ働き~

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ポッドレースのイチオシレーサーはガスガノhkagemaruです。

バッドバッチ感想第9回、今回は一話丸ごとオメガを助ける回ですが割と重要な伏線回収があります。

 

1.判明する依頼主

ブラッカから脱出したクローンフォース99のシャトルですが顔中包帯まみれで追ってきたクロスヘヤーの猛烈な攻撃を受けています。キャド・ベインの後を追いたい面々ですがとにかく逃げなくては撃ち落されるためハイパースペースへ逃げ込み事なきを得ます。以上今回のクロスヘヤーの出番終わり。

 

ベインの宇宙船の牢屋で目を覚ますオメガ。トドに若干煽られているとベインが降りてきてなんともウエスタンなBGMと共に改めて自己紹介をしてきます。「絶対に友達が助けに来る、来ない」のお決まりのやり取りをしてコックピットへもどり通信機を作動すると映ったのはラマ・スー首相、ベインの依頼主はカミーノ側だったようです。報酬を受け取りに行くと言って通信を切るベイン、報酬は私が届けますというナラ・セに対し「お前はあの娘(オメガ)に肩入れし過ぎる」とラマ・スーはトーン・ウィーに”ボーラ・ヴィオ”の廃施設へ報酬を届けろと言います。

”ボーラ・ヴィオ”新しいロケーションですね。おそらく惑星の名前でしょう。

続けてナラ・セに「娘がカミーノに到着したら必要な遺伝物質を抽出し始末しろ」と命令を下し去っていくラマ・スー、この命令にナラ・セは何か思うところがある様子。

※ラマ・スーは終始オメガのことをただ”娘”と呼んでいます。彼にとって重要なのは彼女が持つ遺伝子でありひいてはカミーノの利権なのでクローンフォース99そのものに関心があるわけではないと分かりますね。

 

2.オメガ脱走

牢屋の前で前回ハンターの撃った流れ弾で壊れてしまった左足を自分で修理しようとするトドですがあまり上手くいっていない模様。それを見て「私なら直せるよ」とオメガがトドに揺さぶりをかけます。最初は放っておくトドですがどうせ宇宙船からは出られないと判断しオメガを牢屋から出し修理を手伝ってもらいます。「あなたのご主人冷たくない?」「そんなことない!厚遇されてる!」とかなんとか話しながら電源を切られるトド。通信コムリンクを取り戻し着陸したところでオメガは船外へ脱走。

その後トドからの返事が無いためベインも異変に気が付きオメガの後を追います。ちゃんとトドは再起動されます。

 

ハイパースペースに逃げ込んだハンター達はキャド・ベインについて調べ始めますがシドの情報網を使っても居場所まではわかりません。一方でオメガが狙われる理由を調べていたテクが「彼女はジャンゴ・フェットの純粋なクローンであり他のトルーパー達のように遺伝子に手が加えられていない」「すべてのクローントルーパーの素体となった遺伝子と同じものを持っている」ということを突き止めます。

なるほど、だからラマ・スーはオメガの遺伝子サンプルを欲しがるわけですか。クローンフォース99の変異遺伝子が欲しいだけならクロスヘヤーで事足りるはずなのにという疑問が解けました。

ということはオメガはボバ・フェットと双子の兄弟になるわけですね。ちゃんと作中でもボバについて言及されています。彼は現在行方不明とのこと。(さすがデイブ・フェロー二、細かいフォローも忘れない)

 

そんななかオメガからシャトルに通信が入りますが電波が悪くすぐに切れてしまいます。逆探知を試みる一行。

オメガは廃施設内でベインに捕まり再び連れていかれそうになりますが一発の銃声が聞こえます。

 

3.失われた賞金

廊下に出てみるとそこにはトーン・ウィーが倒れています。近寄ると柱の陰からフェネック・シャンドが現れその手にはベインの報酬の入ったケースを持っています。

間合いを図りながら取引を持ち掛ける2人の賞金稼ぎ、フェネックはオメガと報酬の交換を狙っています。すると背後からトドがスーツケースを奪い取ります。その刹那お互いが発砲しベインが投げたグレネードをフェネックが蹴り飛ばしトドの持っているケースに命中、中のクレジットが全部奈落へ落ちてしまいます。/(^o^)\ナンテコッタイ

戦い続ける賞金稼ぎ、その隙にオメガは古い実験室のような部屋に逃げ込みます。そこにはクローンの培養シリンダーのようなものにいれられたエイリアンの死体が何体もありました。ここでカミーノ人は初期のクローン実験を行っていたのでしょうか?

そこにある端末はまだ使えるようで改めてハンター達に座標を送信、受け取ったクローンフォース99は急いで現場へ向かいます。

 

4.ベイン対フェネック

座標を送信し外へ逃げるオメガにちょっかいをかけるトド、ベインとフェネックはお互いのガジェットを活用して一進一退の攻防を演じています。

施設にフライト・ポッドがあることを発見しそれに乗って逃げようとするオメガはトドにまたがり一気にプラットホームへ降下、頭からひっくり返ったトドは立ち上がれません(どこまでも憎めぬな、この子は)

そしてフライト・ポッドに乗り込み逃げ出すオメガ、ベインとフェネックはお互いの相手に手いっぱいで逃がしてしまいます。戦いが一段落するとフェネックは逃亡、ベインは後を追おうとしますが宇宙船のエンジンを壊されており断念。残念無念。

 

逃亡したフェネックは依頼主に事の顛末を報告、相手はナラ・セでした。彼女はラマ・スーとは別口でフェネックを雇っておりオメガを彼から守ろうとしているようです。

カミーノの内部分裂も今後影響してきそうですね。

 

オメガを乗せたフライト・ポッドはタイミングよく到着したクローンフォース99のシャトルにしっかりと回収されめでたしめでたし。最後はハンターが「絶対にカミーノには戻らせない。約束する。」とオメガに言ったところで第9話が終了します。

 

5.感想

オメガを取り戻すだけなのでアクション満載の繋ぎ回かと思いきや重要な伏線が回収される回でした。オメガが狙われる理由がはっきりと語られたので今後さらに重要ポジションのキャラになっていきそうです。ボバ・フェット以外にも純粋なクローンが作られていたとは、ボバとオメガで男女セットで作られたということでしょうがジャンゴは知っていたんですかね?なんとなくナラ・セの独断なような気もするhkagemaruです。あるいは息子と娘どっちも選べるようにしたとか?オメガ誕生の経緯も気になってきます。

さらに謎だったフェネックとベインの依頼主も明かされカミーノの中でもラマ・スーとナラ・セは一枚岩ではないということが示されました。それぞれの思惑が交差するため話も段々と海外ドラマ特有の複雑さを見せていきそうです。

 

あとはキャド・ベインの戦闘シーン満載でしたね。BGMといい完全に西部劇に出てくるアウトローのイメージをバッドバッチでは押し出しています。カッコいいからよし。(西部劇も割と好きなhkagemaru)

相棒のトドの健気さは今回も健在、クローンウォーズで自爆特攻させられたり足も直してもらえなかったりひどい目に合わされてばっかりなのに「失望はさせないっす!」とベインを手伝う彼には悲哀すら感じさせます。これからもがんばれトド。

 

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