Starwars世界 ~こじらせファンの頭の中~

主にStarwarsのIf考察してます

小説っぽい読み物 ~殺伐とした巨人のドシン~

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今回スターウォーズ全く関係ないです笑

 

皆さんは巨人のドシンというゲームを知っていますか?

プレイヤーが巨人となって自然豊かな南の島”バルド島”で島民を手助けしたり島の地形を変えたりと自由にプレイができる箱庭ゲームです。

一見ハートフルなゲームに見えますが島民を踏んでしまうとその島民は死んでしまったりプレイヤーは任意で”ジャシン”という赤い破壊の巨人に変身することで殺戮と破壊の限りを尽くすことができるというなかなか尖ったゲームでもあります。

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Amazon 販売ページより 

突然なぜこんな話をするかというと遠い昔ものすごくこのゲームをやり込んでいたhkagemaruはつい先日なぜかこのゲームについての夢をみました。その内容はゲーム内に登場する4つの種族の島民たちが戦争を引き起こすというものでそんなことはゲームではありえないのですが夢のわりにストーリーが面白かったので色々補完してひとつのお話にまとめてみようと思い立ったわけです。

思い付いたからただ書きたいそれだけであります。

それでは、はじまりはじまり~

 

 照りつける太陽、どこまでも続く青く広い海、ここは地図にも記されていない熱帯の島バルド島。豊かな自然に恵まれたこの島にはとある伝説が語り継がれていました。

巨人が現れるという伝説です。

その黄色いおおきな人は朝日とともに水平線から現れては夕暮れとともに消えてしまいます。不思議なことにその巨人は島民たちの愛や憎しみの感情を吸い取り大きく大きく成長しますが次の朝にはまた生まれ変わりまた小さな姿で現れるのです。

 

バルド島には元々3つの種族の人間が住んでいました。平地で生活する黄色い人々、ジャングルの中で生活する緑の人々、海岸線に住んでいる赤い人々です。黄色い人と緑の人は生活する場所が近いこともあり段々と文化の融合が始まりやがてひとつの種族として生活を営んでいきました。そんなある時島に巨人が現れました。島の人々は畏敬の念を抱きながらも木を植えたり地形を魔法で変えてくれる巨人の力で繁栄を続け長らくの間平和な時を過ごしました。

 

ある日、朝日が昇り黄色い人々が水平線を眺めていると巨人ではなく大きな黒い影がこちらに向かっているのが見えます。その影はどんどんどんどん近づいてきます。

それは巨大な船でした。

その船は島に接舷し中からたくさんの青い人々が出てきました。彼らは島に上陸すると木を伐り島の動物を殺し自分たちの生活拠点を作ろうとしています。これに驚いた黄色い人と緑の人は自分たちの旗を持ち「ここは私たちの土地だ」と島の破壊を止めようと青い人々に近づきますが返ってきたのはマスケット銃による銃撃でした。火薬など持たない島民たちは為す術もなく傷つき倒れていきます。

その様子を見ていた巨人は人々の悲しみ、憎しみの感情を吸い取り巨大な”ジャシン”へと変身しました。島を傷付ける青い人々に向けて両手から炎を放ちます。強力な衝撃波と炎によって青い人々は吹き飛ばされ彼らが乗ってきた巨大な船も燃やされてしまいます。巨人による攻撃で島は守られましたがわずかに生き延びた青い人々は島の奥の山岳地帯へ逃げ延びそこで生活を始めることになります。

 

その後何世代にも渡りバルド島の営みが続きました。

黄色と緑の人々は火薬と銃を”侵略者の武器”として封印し自分たちは利用しませんでした。逆に赤い人々は積極的に火薬を新技術として利用し新たな文明を築こうとしていました。青い人々は山に囲まれた盆地で石と金属を使った文明をひっそりと作り上げています。黄色と緑の人々と赤い人々は同じ島の種族だけあって緩い同盟関係にありお互いの集落にも頻繁に交流がありましたが赤い人々にはどこか他の種族よりも優れているという自負があり完全に島が統一されることはありませんでした。

 

ある時赤い人々は火薬を使って山を切り開き土地を広げることを考え付きます。彼らは山に青い人々が生活しているとは知らずに坑道を掘り進めていきました。

赤い炭鉱夫が火薬で岩盤を吹き飛ばすとそこには青い人々の集落があり何人かの青い人々と建物が今の爆発によって傷ついていました。巨人によりたくさんの仲間が殺された過去があり何世代も戦いに備えていた青い人々はこれを攻撃だと考え赤い炭鉱夫を数人その場で殺害してしまいます。急いで逃げ帰った赤い人々は長に報告、戦士たちを坑道に送ることを決定します。

皮の鎧を身にまとい檄や手持ちの大筒を抱えた赤い戦士たちが坑道を抜けるとそこには鉄の鎧とマスケット銃を装備した青い戦士が守る砦が築かれていました。

それでも赤い人々は大筒を放ち攻撃を開始、檄を構えた戦士たちが隊列を組んで前進していきます。それに向かって青い戦列歩兵がマスケット銃の一斉射撃。

赤い戦士たちは大筒で青の戦列を多少崩したものの戦い慣れておりマスケット銃を装備した青い人々が優勢となり赤い戦士たちは打撃を受け退却していきました。赤の長はすぐに坑道を塞ぐように命じ傷ついた戦士たちの治療と集落の防御を固めます。

 

一方青い人々の長は坑道を調べるように命じすでに道が塞がれていることを突き止めます。青の長たちは別の道から戦士たちを回り込ませようと考えかつて先祖たちが逃げるのに使った山道を通ることを思いつきます。しかしその道はその陰惨な歴史から整備されておらず誰も近寄らない密林となっていました。

ともかくとして青い人々がその山道に行ってみると巨人がそこに生えていた木々をせっせと別の場所へ運んでいるところに遭遇します。

青い人々にとって巨人は体が真っ赤な炎に包まれ両手から火を放つ先祖を滅ぼしかけた恐ろしい存在とされていました。しかしその巨人は黄色く人畜無害な姿をしています。あっけにとられた青い人々に巨人は気が付きその優しい顔をむけます。青の長はとっさに「この道を通らせて欲しい」と巨人に頼みました。すると巨人は両手をあげマジックパワーで夕方までには山道をすっかり整備してしまいました。驚きながらも「ありがとう」と青い人々が言うと巨人は夕日と共に去っていきます。その後ろ姿は遭遇時よりも一回り大きくなったように見えました。

 

次の日雲の流れが妙に早い朝、青い戦士たちが山道を進んで赤い人々の集落を目指しています。かれらにとって山岳地帯の外に出るのは何世代にも渡る祈願です。青の長は島を迂回すれば直接赤い人々の集落に到着すると思っていましたがその間には黄色と緑の人々の集落が存在しています。青い人々は知りませんでしたがすでに黄色と緑の人々は赤い人々から事の顛末を知らされており次は我が身かと警戒していました。青い戦士たちは前進を続けやがて黄色と緑の集落へとぶち当たってしまいました。集落の入り口には小集団に分かれた黄色と緑の戦士たちが木の繊維と動物の皮で作られた胴丸を装備しククリ刀と槍、弓矢を携え待ち受けていました。

青い戦士たちは敵意剝き出しの彼らに対し2段構えの戦列を組み一斉射撃を加えます。この攻撃に黄色と緑の戦士たちは一度集落の中へと退却していきました。青の長は前進を命じ戦士たちは集落へと入っていきます、その時、法螺貝が吹き鳴らされたかと思うと木でできた建物の陰から黄色と緑の戦士の伏兵が飛び出し青い戦列に襲い掛かってきました。たちまち乱戦となった戦場、この事態を知った赤い人々も表向きは黄色と緑の人々を助けるため集落の境目に戦士を集め状況を見守っていました。戦闘の趨勢を見て一気に島を統一しようと赤の長は腹の内で思っているのです。

 

激化する戦いで多くの戦士が倒れ島は血に染まっていきます。その最中徐々に空が暗くなり轟音と共に海で大きなしぶきが上がりました。思わずその場の人々がそちらを見やると巨大な竜巻が目に入りました。進路上の島の木や動物を巻き上げ唸り声のような音を立てながらその強大な風の塊は戦場に直撃しました。この自然の驚異には人間など歯が立たず次々に飲み込まれていきます。建物は崩れ人々は悲鳴を上げながら必死にお互いを支え生き延びようとします、そこに敵味方の別はもはや存在していませんでした。

 

島を絶望が包み込み阿鼻叫喚の様相を呈している刹那、眩い光が竜巻の前で弾けました。地響きと共に現れたのは赤い巨人、それは両手から出る衝撃波で竜巻を海へと押し出そうとしていました。この瞬間にも巨人は人々の様々な感情を吸い取り巨大化しています。その姿を見た人々の心はただ一つ「平穏な島を取り戻したい」という物へと変わっていきました。その感情を取り込んだ巨人は強力な衝撃波で竜巻を粉砕、再び島には明るい太陽の日差しが降り注ぎました。しかしすでに島は大被害を受けており凄惨たる有様。廃墟で小さな子供が泣いています。大人達も傷つき大声をあげる者もいませんでした。

優しさの”ドシン”の姿に戻った巨人は泣いている子供に歩み寄り両手でそっと抱え上げました。巨人はその子を小高い丘へ連れていきます。そこから一日の終わりに水平線へ沈もうとする太陽の輝きをみた子供は思わず笑みを浮かべます。その様子を見た巨人は子供をそっと地面におろし自らも水平線へ向かって夕日と共に去っていきます。それを島の人々は無言で見つめていました。

 

竜巻が発生してからしばらくして島には様々な色をした屋根の建物が並んでいます。

人々が集落の中心に集まり協力して足場を建てていると巨人が山影からモニュメント花を持って歩いてきました。

 

 

という夢を見たんだ

初めてこんな風に物語を書き起こしてみましたがどうでしょう?

ちなみにゲーム内の民族は実際は4つとも最初から島で平和に暮らしています。

建物は赤が中国風、緑がアフリカ風、黄色が日本及び東南アジア系、青がヨーロッパ風の見た目をしているので今回の戦士たちの格好と戦い方もそれに合わせてみました。青だけが石造りの建物なので外からきた種族なのかなーと思ってシナリオを補完しています。

なんでこんな夢を見たんだろう?ゴーストオブツシマのやり過ぎか?

とりあえず今日は巨人のドシンを久しぶりに起動しよう。

ところで島に起きる災害でノーティって一回しか見たことないんですがなにか条件があるんですかね。

 

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THE BAD BATCH 第15話 カミーノへの帰還 ~兄弟間の友情~

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通商連合勤務時代の仕事はバトルドロイドの錆落としhkagemaruです。

バッドバッチ感想第15回、前回ハンターが捕虜になるという展開から続いてクロスヘヤーとの対面等見所一杯の気合入った回になっておりhkagemaruにも熱が入ります。

 

1.ハンターを救え

 ダロで捕虜になりシャトルで移送されるハンター、同乗するクロスヘヤーは彼の通信機を奪いあえてクローンフォース99に居場所を漏らします。「罠だと気づくぞ」と言うハンターに「それでも来る」とクロスヘヤーは返します。かつて同じチームだったからこその言葉と言えますね。背中越しにボソッとつぶやくところがまた切ないです。

カミーノに到着するとランパート中将がクロスヘヤーを出迎えます。ランパート中将は惑星ライロスでハンター達に基地を破壊されたことを根に思っている様子。「他の連中は追ってきたところを捕らえる」としたクロスヘヤーにクローンフォース99の件を一任したランパート中将はその場を立ち去りますがクロスヘヤーの女部下の一人にこっそりと報告を受けます。

部下「クロスヘヤーの行動には疑問が残ります。信用できません」

ランパート中将「彼が失敗すればクローンは用済み。目を離すな。」

部下「はい。」

やっとクロスヘヤーの部下に活躍の場ができそうです。相変わらず名前も顔も出ませんが。

 

その頃以前の戦いで傷ついたシャトルを急いで修理するクローンフォース99のメンバー、ハンターの居場所がカミーノであると知らせる信号を受け取り罠だと分かりつつも救出へ向かいます。惑星の軌道上の警備が少ないことに疑問を感じながらもカミーノに到着する一行、しかし堂々とティポカシティに着陸するわけにはいきません。そこで役に立つのがオメガ、彼女だけが知っている秘密の発着場にシャトルを向かわせ無事に着陸します。そこには秘密の海中チューブがナラ・セのプライベートラボにつながっておりそこから市内に侵入、ハンターを助けに向かう計画です。

 

2.クローンフォース99誕生の地

施設内を護送されるハンターはカミーノ人と他のクローントルーパーつまり”レック”達がカミーノにいないことに気付きクロスヘヤーに「帝国はクローンを廃止する気だ」と尋ねますが「無用の物だけだ」と返すクロスヘヤー。するとオメガ達がカミーノに侵入したことが報告されます。彼女らを捜索しますという部下に

「向こうからくるから必要ない。奴らは仲間を見捨てない。大抵はな」すごく根に思ってる。

「お前は俺たちを殺そうとした。仕方なかった」というハンターに「おれも仕方なくさ」とクロスヘヤーは答えます。

 

ナラ・セのラボに到着するクローンフォース99、見たことのない施設に驚くメンバーですがここでオメガが「ここが私が生まれた場所。あなた達もね」と重大なことを話します。ナラ・セはこのプライベートラボで突然変異を強化する実験を行っていたようです。ということはボバもここで生まれたのでしょうか?

テクが端末をいじりますがデータは全て削除されています。すると突然物陰から医療ドロイドのAZIが姿を現します。オメガの姿をみて安心したAZIはドロイドは全て停止されカミーノの医療スタッフは移送されたことクローントルーパーはもうカミーノには残っていないことを教えてくれます。オメガはハンターを助けに来たという目的を伝えそのままAZIもパーティに加わることになりました。

 

3.クローンフォース99のクロスヘヤー

ハンターは「帝国のやり方は間違っている。お前は利用されているだけだ」とクロスヘヤーを説得しようとしますが「大局が見えていないな」と言い返されてしまいます。ハンターが「行動抑制チップが」と言いかけたところでオメガ達が近づいてきたことを知らされ会話は中断、迎撃の準備をするクロスヘヤーは演習場で待ち構えます。

オメガとAZIを演習場の下層階に待機させ、テク、エコー、レッカーの3人はリフトで演習場へと上がります。しかし動きを読んでいたクロスヘヤーに到着した瞬間包囲され武装解除させられてしまいます。

そのときエコーはオメガに逃げるよう合図を送りますがオメガはAZIと共に彼らをどうにか助けようと考えています。

 

ハンターはクロスヘヤーに「ここで皆殺しにするのが計画か?」と尋ねると彼は

 

「その気ならとっくにそうしてる。帝国や共和国より仲間に忠実であるべきだというなら俺も仲間の一人だったはずだ。だから俺はお前がくれなかった”チャンス”をくれてやる」

 

下層階にいたオメガをみつけた例の女部下には「追い返せ」と伝え続けます。

 

「いつまでも彼女に逃亡生活を強いる気か?自分を偽るのはやめろ。俺たちは帝国が銀河を守るために必要な”力”だ。一緒ならまた”兄弟に”」とハンターの手錠を外します。

 

「お前を信用しろというのか」とハンターが言うとクロスヘヤーは周りにいた部下たちを反射板で全員射殺、ヘルメットをとり「これが答えになるか?」と歩み寄ってきます。

 

その頃下層階ではAZIが棚を女部下にぶつけ倒し、オメガが訓練用ドロイドを起動しました。

 

クロスヘヤー「銀河をさまようなんて愚かなことだ」

ハンター「俺たちが何者か分かっていないな」

クロスヘヤー「同じ過ちを2度も繰り返すな。俺の敵になる気なのか?」

ハンター「それが思い違いだ」

と言ったとたんオメガが起動した訓練用ドロイドが攻撃してきます。突然のことに迎撃を余儀なくされた一行、ハンターとクロスヘヤーは素手で取っ組み合いながらドロイドとも戦います。

しかし突然目の前に現れた多数のドロイドに苦戦するハンターのピンチにその後ろからなんとクロスヘヤーがスナイパーライフルでドロイドを狙撃しハンターを救出、クローン戦争時代のように共闘を開始します。

やっとフルメンバーのクローンフォース99の戦いが観れた

クロスヘヤーが狙撃した瞬間バッドバッチのメインテーマが流れる演出も秀逸です。

もちろんオメガも弓で援護しています。

 

4.カミーノ処分

目を覚ました帝国側唯一の生存者となった女部下は訳の分からない状況にうろたえながらもランパート中将に「中将の計画が暴走」と報告、ランパート中将は「全隊撤退させクローンどもは死なせろ」と命令を下します。

彼女がシャトルで脱出するとランパート中将はターキン総督に「重要人物の移送は完了、クローン技術は帝国の手中に」と報告した後「攻撃態勢」とクルーザーに伝達。

 

ブランクを感じさせない見事な戦いでドロイドを全滅させたクローンフォース99、ハンターがクロスヘヤーにブラスターを向けます。

ハンター「帝国など忘れろ。自分を取り戻せ。頭のチップを取り除いてやる」

クロスヘヤー「違うね。ずっと以前にチップは取り除いた。これが間違いなく俺なんだ」

                衝撃の告白

銃を向けようとしたクロスヘヤーをハンターはスタンモードで気絶させます。

 

余韻に浸る暇もなく帝国のクルーザーが降下してくるとテクが報告、急いでクロスヘヤーの装備を回収しレッカーがクロスヘヤーを担いで脱出します。

しかし帝国軍のクルーザーが一斉に空爆を開始しティポカシティは炎に包まれてしまいます。攻撃で崩壊する施設を逃げ惑いながらオメガが見つめるところで第15話が終了します。

 

5.感想

今回は面白かった。いや、いつも面白いですけどね。hkagemaru的に今までの中ではベスト回です。ようやくしっかり対面したクローンフォース99とクロスヘヤーの自分たちの考えを

ハンターとクロスヘヤーのやり取りを全部は書き起こしてられないので若干抜粋しましたがニュアンスが伝わればいいなと思います。これらはぜひ映像で見てみてください。

 

更にクロスヘヤーはすでにチップを外していたということが真偽がどうであれ明かされましたがこれはなんとなくhkagemaruは予想していました。初回の裏切りはチップのせいだったで片付けられてもその後の行動も全部チップのせいでしたーでは薄っぺらいにも程がありますし仲間を裏切りながらも兵士としての大儀に生きようとしているクロスヘヤーのキャラクターを全てぶっ潰すことになります。そもそもチップの後付け設定が略

 

今回の最後にはティポカシティが帝国軍によって破壊されてしまいますがこれもなかなかの衝撃展開です。クローンフォース99が生まれた秘密のラボが登場してすぐのことだったのでオメガ達の誕生の秘密はまだ明かされないようですね。この点もかなり期待です。ちょっと長くなりましたがまた次回。

 

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THE BAD BATCH 第14話 ウォーマントル ~帝国軍世代交代~

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モン・カラマリの美人コンテストで準優勝hkagemaruです。

バッドバッチ感想第14回、今回は序盤から言葉では語られていたウォーマントル計画がはっきりと描かれます。さらにまたしてもクローンウォーズからマニアックなキャラが再登場。
ストームトルーパー に対する画像結果

 

1.レックスからの依頼

どこかの惑星のジャングルの中を走る人物、マシフ(タスケン・レイダーが使役していた狼みたいな獣、でも色がちょっと違うから別種?)に追い立てられているようです。その人物の顔は見慣れたクローントルーパー、結局逃げきれず追手のスタン攻撃を受けて連れていかれてしまいます。

 

場面変わってクローンフォース99のシャトルにレックスから通信が入ります。「仲間から救難信号が送られた。彼を助けてほしい。」突然の依頼とそもそも”レック”嫌いのクローンフォース99は少し渋りながらもその見知らぬクローントルーパーを救うために惑星”ダロ”に向かうことになります。

冒頭の惑星の名前は”ダロ”逃げていたクローントルーパーが今回の目標ということですね。

一方カミーノではクローン達の移動が行われている模様。ナラ・セが言うには「余所で訓練が続く」とのことですがラマ・スーも「帝国が契約を打ち切った」と言っていたのでいよいよ帝国のカミーノに対する最終処分が迫っているのかもしれません。

 

2.ウォーマントル計画

惑星”ダロ”はデータ上では何もない辺境惑星とのことで救難信号が出ている近くに着陸、付近を探索していると無人の惑星であるはずの地面にシャトルの着陸跡を見つけます。不測の事態を予想したハンターはレッカーとオメガをシャトルに待機させテクとエコーを連れて先へと進んでいきます。

しばらく進むと突然巨大な軍事施設が目の前に現れ、偵察を行うと中では新型の装甲服を着たトルーパー達が大勢並んでいます。後の帝国軍の主力となるストームトルーパーのプロトタイプのような装甲服。

軍事施設に応援無しで潜入するのは危険すぎると引こうとしますがかつてスカコマイナーの分離主義者基地から救出された経験があるエコーが「中に兵士が捕まっているなら助けるべきだ」と反論、3名で救出作戦を続行することになります。

施設内に潜入しデータベースにアクセスするエコー、暗号がアップデートされており少し時間がかかりましたが目標のクローントルーパーの居場所と基地の編成を突き止めます。

※暗号が新型だというエコーのセリフで帝国軍の装備が更新され始めていることがわかります。TKトルーパーというのはもちろんストームトルーパーのことで認識番号も共和国時代のCT(Clone trooperの頭文字 )番号からTK(なんの頭文字か不明)番号に変更されたということになります。訓練教官兼小隊長クラスは共和国軍の精鋭部隊クローンコマンドの隊員が担っている模様。

 

3.生きていた兵士

監房ブロックに到着し捕らわれているトルーパーにレックスからの使いだと身元を尋ねるハンター達、トルーパーは”グレガー”だと名乗ります。

マニアにしかわからんて

グレガーはクローンウォーズで登場した戦闘の後遺症で記憶喪失になりド辺境の惑星”アバファー”で皿洗いをやらされていたクローンコマンドのキャプテンです。物語終盤に記憶を取り戻し味方を助けるため囮になって戦死したと思われていましたがまさかの再登場。(ちなみにこの章の見出しは彼が出演している回のタイトルです。見たい方はぜひ。)

グレガーを伴って脱出を図るクローンフォース99、陽動を行おうとテクが端末にコードを入れると警報が作動、すでに共和国時代のコードは無効になっていることが判明します。殺到してくる帝国軍のストームトルーパー、しかし歴戦の特殊部隊クローンフォース99に軽くあしらわれます。それもそのはず倒れた一人のヘルメットを取るとその顔はクローンではなく徴募された人間、彼らは銀河中から集まった新兵でありグレガーはここの訓練教官だったわけです。

※この廊下での戦闘シーンの背景はデススターの内部に似ておりBGMもエピソード4でハンソロが雄たけびをあげながらトルーパーを追いかけ返り討ちになりそうになるシーンのもののアレンジになっています。そしてエレベーターに乗ったクローンフォース99が到着した階で大勢のストームトルーパーと鉢合わせしてしまうというオマージュもありhkagemaruのようなスターウォーズオタクはとても喜ぶ部分です。

 

4.撤退とまさかの展開

途中でグレガーが不意打ちで負傷してしまいますが練度の低いストームトルーパーを倒しながら換気口からの脱出を目指す一行、レッカーとオメガがシャトルで迎えにやってきてハンター以外が無事に乗り移ります。追ってくる数だけは多いストームトルーパーと迎撃に出撃した帝国軍のVウイングの攻撃によりハンターはシャトルに乗り移れずにジャングルへ落下、仲間に自分を見捨てて逃げるように伝え自らは帝国軍の捕虜になってしまいます。

ところ変わってカミーノではナラ・セが医療スタッフをつれてカミーノを脱出しようとしたとランパート中将に拘束されていました。それに対しラマ・スーは「彼女には相応の罰を与える」といいますがランパート中将は「クローン兵は期待外れだったが科学者は役に立つ、政治家は必要ない。」と逆にラマ・スーを拘束します。いよいよマズい状況。

最後は捕らえられたハンターの前にクロスヘヤーがやってきて「一網打尽にしたかったがお前さえいれば事足りる」と発言し第14話が終了します。

 

5.感想

今回はストームトルーパーが登場し帝国軍の成り立ちが垣間見える見ごたえがある回だったと思います。集められた新兵が歴戦のクローンコマンドに訓練されているという設定は納得がいきますし新兵を率いているクローンコマンドの装甲服のデザインが全員同じではないところが様々な部隊から優秀な兵士が集められたのだろうなというバックグラウンドを想像させて非常にhkagemaru好みです。

それにしてもグレガーはクローンウォーズでの出演回の最後に派手に爆発していましたが生還して共和国軍に復帰していたのですね。まぁ反乱者たちでレックスと一緒に登場していたしバッドバッチで再登場するのは順当といえば順当か、ということはもう一人のコマンダー・ウォルフもこの先登場するんでしょうか?マスター・プロ・クーンの部下だったウルフパック部隊のコマンダーです。彼らの装甲服はカッコいいので再登場したら素敵ですね。

 

終盤捕まってしまったハンターの動向やクロスヘヤーの目的など次回も楽しみです。

 

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THE BAD BATCH 第13話 群れ ~俺か俺以外か~

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ジャワ族の子供とガチ喧嘩したhkagemaruです。

バッドバッチ感想第13回、銀河有数の犯罪組織であるパイク・シンジケートが登場します。彼らも実はスターウォーズ全体のストーリーで重要な役割を担っていたりします。

今回はスパイス(つまり麻薬)の取引等さながらギャング映画のような回になっています。

 

1.繁盛するシドの店

任務に対する愚痴を言いながらオード・マンテルに帰還するクローンフォース99、シドに借金は返しても彼女の依頼はその後も受け続けている様子。シドの店にやってくると中は客で満席になっておりなにやら装甲服を着た用心棒達がうろついています。様子がおかしいことに気づき裏の事務所へ向かう一行、そこには見知らぬデヴァロニアンの男性がかつてクローンフォース99が任務で盗んだトカゲの”ルビー”を抱いて座っています。あの時の依頼人は彼だったようです。「シドは去りこの店は俺の物だ。これからは俺が仕事を斡旋してやる。」というその男をいきなり信用するはずが無く一行は一度店を後にします。

※デヴァロニアンは頭に2本角がある鬼のような見た目のエイリアンでエピソード4のカンティーナのシーンで同種の人物が出てきます。マイナー過ぎる。

 

シドの行方を気にしながらも「この惑星を出る」と言うハンターに食い下がるオメガ、すると「優しいのはその子だけか」とシャトルに先回りしていたシドが現れます。

シャトル内で事情を説明するシド、後ろには常連客のアホ2人組もいます。

さっきの男の名は”ローランド・デュランド”といい犯罪王”イサ・デュランド”の息子だということ、彼はパイク・シンジケートと組んでシドの店を乗っ取りスパイス取引を行おうとしている、だからシドは店を取り戻すためスパイスを盗み出し取引を妨害したい。

この話を聞いたクローンフォース99は自分たちの秘密を守ってくれているシドのために一肌脱ぐことにします。

 

2.オード・マンテルの廃坑

シドの店の地下には廃鉱山が通っておりそこを使ってローランドのスパイスを盗み出すという作戦を立てるシド、トロッコで暗い坑道を進みます。シドは「この鉱山には”寄生”問題がある。音を立てるな」というフラグにしかならないことを言いながら店の倉庫に到着しスパイスの入ったコンテナを盗み出していきます。そのころ表ではアホ2人組がローランドのペット”ルビー”を誘拐し時間を稼いでいましたが案の定使えない彼らはルビーが自力で脱走したことで役目を放棄し逃亡します。

そんなことは承知のシドはクローンフォース99に急ぐように伝えスパイスを持って再び坑道を引き返していきますがすんでのところでローランドに気づかれローランドの部下達とのトロッコチェイスが始まってしまいます。「音を立てるな!」と言いますがお互いブラスターをぶっ放す大騒ぎに廃鉱山の”寄生”問題が姿を現します。それは”アーリング”という夜行性の昆虫で蜂のように大群で襲い掛かかってきます。その混乱でスパイスのコンテナを全て廃鉱山の下部に落してしまいますがどうにかクローンフォース99とシドは生還しました。

それとほぼ同時刻ローランドのもとにはパイク・シンジケートの構成員が到着しスパイスの受け渡しを要求しています。「今は渡せない」というローランドに対し静かに怒るパイク達、ブラスターを構え精一杯の虚勢を張るローランドでしたが家族を巻き込むという脅しに結局折れてしまいます。

 

3.スパイス回収

「これでローランドはパイクに締められただろ」とクローンフォース99とシドが店に戻るとローランドの用心棒が全滅しています。すると奥からパイクに連行されるローランドが現れ「こいつらのせいです!」とパイクの怒りの矛先をクローンフォース99に向かわせます。したたか。

「スパイスさえ渡せばお前らのことは忘れてやる」というパイクですが当のスパイスは廃鉱山の中「手元にないが場所はわかる」というシドに「だったら取ってこい。その間オメガを人質として預かる」ということでクローンフォース99はスパイスを回収しに廃鉱山へ戻ることになります。このときシドは「オメガを巻き込んだ責任がある」と自分も回収作業に加わります。なんだかんだ情が移っているようですね。

”アーリング”の弱点は光とわかっているため対策をしてスパイスを回収するクローンフォース99、強力なフラッシュを使って全て問題なく回収します。

 

シドの店の倉庫で人質にされるオメガと一緒に拘束されるローランド、なんだか先生に怒られた小学生のような哀愁があります。ここで自分の身の上についてオメガに語るローランド「犯罪王である母親が作った組織を受け継ぎ自分で運営するつもりだった」やっていることは犯罪行為ですがお坊ちゃまが自立しようと頑張っているわけですね。hkagemaruとしては非常に好感が持てます。

 

こうしてスパイスをパイク・シンジケートに引き渡し解放されるオメガ、しかし取引を潰したローランドのことをパイク達は許さない模様、首を押さえつけナイフを構えます。その様子を見てシドが「そいつを殺せばイサ・デュランドと戦争になる。それが本当に得策かい?」とパイクに問いかけます。シドもローランドのことは嫌いなわけではないようですね。

しかし振り下ろされるナイフ、切断されたのはローランドの右の角「二度と現れるな」とパイク達は引き上げていきます。命は助かったローランドはその場を立ち去り第13話が終了します。

 

4.感想

個人的にこの話は好きですね。今回もメインストーリーの進展はありませんでしたがシドの優しさや新キャラローランド君の人柄等魅力的な点は多かったと思います。最後に片角を切られたローランド君ですがこのような特徴をつけてもらったということは後に再登場が期待されますね。ぜひクローンフォース99を手助けするような役柄で出てきて欲しいものです。

クローンウォーズ、映画ハン・ソロ以来の登場のパイク・シンジケートですが今回銀河で幅を利かせた恐ろしい犯罪組織という雰囲気は十分に表現できていたのではないでしょうか。グレイのような不気味なデザインも洗練されていてhkagemaru好みです。

彼らはエピソード2で明かされることのなかったマスター”サイフォ・ディアス”の死について直接関与しているという衝撃的なデビューをクローンウォーズで飾り、オビ=ワン、アナキンそしてドゥークー伯爵といったメインキャラクター達と絡みを見せるというかなり優遇されている組織でもあります。さらにクローンウォーズ終盤ではダース=モールと手を組むなど映画本編の裏では大活躍しています。映画ハン・ソロでケッセルのシーンになぜかCGではなく実写で登場したときは見た目のあまりの安っぽさに驚きましたが

 

シドとクローンフォース99が実地で一緒に戦ったという今回は今後の両者の関係において非常に重要な回だったのではないでしょうか。今までお互いに完全に信用していたわけではない両者ですがこれを機に簡単に見捨てられないような間柄になったのは事実でしょう。最終的にはありがとうと言えるようになれば素敵ですね。

 

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THE BAD BATCH 第12話 ライロスからのSOS ~子供の言うこともバカにはできない~

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たまにウーキーの肩に乗って移動しているhkagemaruです。

バッドバッチ感想第12回、ライロス編完結です。捕らわれたトワイレックの戦士たちを開放し帝国と戦います。今回は見たまんまなのであんまり語ることはないかも。

 

1.捕らわれたレジスタンス

前回ランパート中将の策謀で拘束されてしまったチャムエレ二率いるレジスタンス、ター議員襲撃の罪を被せられ市民に対しては”ライロスの国賊”と喧伝されてしまいます。表向きにはター議員は重傷を負ったものの生きているということにされている模様。どういった形であれ突然指導者が変わることで生じる混乱を抑える狙いがあると思われます。しかしこの強引な占領政策コマンダーハウザーは若干の不満を持っている様子。

ランパート中将は唯一逃げ延びたヘラを捜索するようにクロスヘヤーに命じます。

 

件のヘラは父親が使用していたレジスタンスのアジトでクローンフォース99に座標を送り助けを求めます。ハンターは「広い銀河で人が困る度に助けにはいけない」と無視しようとしますがオメガに「困っている人を助けるのは兵士の役目でしょ」と諭されともかくライロスへ向かいます。クローンフォース99は送られた座標でヘラと合流し状況の説明を受け首都の偵察を行いますが厳重な警備に加えクロスヘヤーまでいる始末。さらに偵察ドロイドに発見されクロスヘヤーに自分たちの存在を気づかれてしまいます。

一度アジトへ戻ったクローンフォース99は首都を襲撃するのは難しいという結論に至り救出を諦める雰囲気になっていきます。今回のハンターは報酬が保証されていないとはいえ妙に消極的。

それでも諦めないヘラと助けてあげたいオメガは2人で襲撃計画を立て仲間たちに提案します。前話で郊外の採掘施設を偵察していたヘラはそこを襲撃し首都の戦力をおびき出すことでその隙に両親を救出するという陽動作戦です。案外あっさり承諾するハンター達、テクとレッカーの援護の元ヘラ、オメガとチョッパーが潜入し対空砲を無力化、首都の部隊が出てきたところでハンターとエコーが捕虜を救出するということになります。

 

2.レジスタンス救出

早速採掘施設に潜入するチョッパーですがあっさり捕まります。しかしオメガは慌てずにヘラをけしかけ帝国軍のシャトルを奪い取り直接発電機と砲台を破壊、それに呼応しテクとレッカーもシャトルで攻撃を開始したことで採掘施設に帝国軍部隊が殺到します。その様子をみてクロスヘヤーはあえて採掘施設に向かわずチャムレジスタンスが拘束されている収容所の守りを固めます。

無事にハンターとエコーが収容所に潜入しレジスタンス全員を解放、脱出しようとするとコマンダーハウザーが彼らを呼び止め出入口はクロスヘヤーに固められていると伝えます。収容所の上階にあるシャトルで脱出すること決定する一行、エレ二「あなたも一緒に」とハウザーに言いますが「部下は見捨てられない、説得を試みる」と彼は一人で正面から出ていきます。「我々は守るべき民を傷付けている。おかしいと思うものは私と来い」と銃を向ける部下たちに語りかけると数人のトルーパーは武器を捨てました。しかし大部分のトルーパーは命令に背かずハウザーと彼に同調したトルーパーは拘束されます。この時間稼ぎでクローンフォース99とレジスタンスのメンバーはシャトルでライロスを脱出することができました。

 

オードマンテルに到着しチャムはハンターに報酬を渡そうとしますがハンターは「正義のために使ってくれ」と受け取りを拒否、トワイレックの戦士たちはこれからの戦いに向けて旅立っていきます。

ライロスではランパート中将が被害状況を俯瞰しながら「君の友達を甘く見ていたようだ。仲間にできれば心強い」とクロスヘヤーに漏らします。「追跡の許可を」というクロスヘヤーにランパート中将が許可を与えたところで第12話が終了します。

 

3.感想

2話に渡ったライロス編が一度終了しましたが戦いはこれからも続く…という終わり方でした。ライロス編はクローンフォース99の大活躍といった場面も少なく”反乱者たち”のメインキャラクター、ヘラとチョッパーのゲスト回というコンセプトで作られた感じがしますね。hkagemaruも”反乱者たち”は一応見たので楽しめなかったわけではないですがせっかくならもっとクローンフォース99メインで作って欲しかったかなーといったところ。前話で見せられた採掘施設の真の目的や逃亡エンドになってしまったレジスタンス、妙に主体性が無かったハンター達等今回は若干消化不良感が強いです。

なんか少しネガティブな感想になってしまいましたがハウザーの男気など見所もちゃんとありますしトワイレックの戦士たちの再登場も今後あると思います。

ライロス編はメインストーリーには直接関係ない話だったので次回からの再盛り上がりに期待!

 

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THE BAD BATCH 第11話 悪魔の契約 ~トワイレック男性は顔が怖い~

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得意なモノマネはヌート・ガンレイの命乞い、hkagemaruです。

バッドバッチ感想第11回、珍しくクローンフォース99はほとんど出てこずにカラフルなトワイレックがたくさん登場するライロス編がスタートします。

前回はラクサス、今回はライロス、若干ややこしい。

 

1.惑星ライロスにランパート中将着任

冒頭ランパート中将がライロスの元老院議員オーン・フリー・ターに前回のラクサスのように帝国の支配を受け入れたことを市民に伝えるように促しています。ター共和国時代から権力の中枢にいた人物なので帝国による支配に逆らうつもりは全くない様子。その場にはクローンウォーズでもレジスタンスを率いていたチャム・シンドゥーラとその妻エレ二・シンドゥーラも同席しています。

集まった市民達の前で帝国の支配を受け入れるようにと演説をするター議員に不満をぶつける民衆、それを見てチャムがどうか今は耐えてほしいと民衆を説得しその場を穏便に収めます。その後帝国の占領政策で持っている武器を回収されるトワイレックの戦士たち、この事態に不満を持つチャムの副官であるゴビが秘密裏に武器を入手するため動き始めます。

 

2.ライロス占領の目的

ところ変わって首都の郊外、帝国軍が巨大な採掘施設のようなものを建設しています。そこを偵察するチャムの娘のヘラ・シンドゥーラとドロイドのチョッパー、2人とも”反乱者たち”のメインキャラクターですね。特にヘラは後に新共和国の将軍になるほどの名パイロットになります。

しかしあっさり捕まる2人、両親の元に連れ戻されます。ただライロスに現在駐屯している帝国軍部隊の指揮官のクローンコマンダー”ハウザー”はチャムの戦友らしくヘラのことを強く咎めたりはしませんでした。この2人の関係は今後ストーリーに関わりそう。

チャムゴビがライロスの占領について議論を交わす中エレ二ヘラをその場から連れ出します。勝手に帝国の施設に忍び込んだことを叱るのかと思いきや「施設でなにを見つけたか教えてほしい」というエレ二、彼女もなかなか過激な反帝国の立場をとっていそうです。その後、父親であるチャムに「私のようになって欲しくない」と彼の家族とライロスへの愛を語られるヘラ、しかし彼女は後に銀河を股にかけ帝国への反乱の先頭に立つことになります。血は争えません。

 

ランパート中将に連れられ採掘施設を視察するチャムエレ二、ランパート中将によるとここで採掘される”ドゥーニウム”という資源が戦争で傷付いた銀河各地の復興に使われるとのこと、しかし各所に配置された対空砲やクローントルーパー等過剰ともいえる武装を訝しむ2人。そのことを質問してもはぐらかされてしまいます。

 

3.クローンフォース99の仕事

ター議員のオフィスにクロスヘヤーを伴ってランパート中将がやってきます。ター議員は帝国の支配下においての自分の地位を守るために市民からの人気が高く影響力がチャムとその部下たちを謀殺しようとしておりランパート中将に協力を仰ぎます。

その夜ゴビヘラに「操縦をさせてやる」と言って一緒に宇宙船で密輸した武器を受け取りに向かいますがその動きは帝国にばれておりクロスヘヤーが宇宙船に発信機を取り付けます。そんなことは知らずにゴビ達は受け取り地点に到着すると武器を持ってきたクローンフォース99と取引を行います。ヘラは珍しいタイプであるクローンフォース99のシャトルが気になる様子、そこでハンターの許可をもらったオメガは彼女にシャトル内を案内します。年も近くすっかり打ち解けた様子の2人。こうして取引を終えトワイレック達は帰っていきます。以上今回のクローンフォース99の出番終わり。

 

4.ライロス事変

武器を積んで帰還の途につくゴビの宇宙船、渓谷の上を飛行中クロスヘヤーがエンジンを狙撃し宇宙船は不時着、全員が待ち伏せていたランパート中将とター議員に捕まってしまいますがチョッパーがこの事態をヘラの両親に伝え、2人とトワイレックの仲間たちが現場へと急行します。クローン・ジャガーノートで移送されているところにやってきたチャムと仲間たちが攻撃を開始、護衛を倒し逆にランパート中将とター議員を追い詰めます。娘を殺されかけたチャムはライロスの裏切り者としてター議員を殺そうとしますがエレ二がそれを止めブラスターライフルを下した瞬間ランパート中将がクロスヘヤーに合図を送りター議員を狙撃します。「反乱者を捕らえろ。議員の暗殺を謀った。」とさらに到着した帝国軍の増援によってチャムレジスタンスは拘束されます。しかしヘラとチョッパーだけは難を逃れており彼らが現場から離れたところで第11話が終了します。

 

5.感想

今回はライロス編の初回ということで状況と人物の紹介がメインといった感じでした。かなり背景をじっくりと視聴者に説明していたのでライロス編はかなり劇的な展開になるのでしょうか。トワイレックのみなさんや新キャラ”ハウザー”、クロスヘヤーも登場するのでたしかに物語は面白くなりそうです。

ところで今回ター議員が登場しましたが映画本編ではセリフがないにも関わらずコルサントのシーンで背景にちょこちょこ出てくるのでhkagemaruは結構印象に残っていました。(実写での見た目が絶妙にキモイってのもありますが)なんか見た目通り権力欲が高い腐敗した政治家ってキャラでしたね。なんともすばらしい小物感。

そしてhkagemaruが気になるのは女性のトワイレックが被っている帽子ってどうやって被ってんだろうということ、頭の触手が動くのかな?

             ↓   ↓   ↓

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wookieepediaより ヘラ・シンドゥーラ

 

THE BAD BATCH 第10話 対等な仲間 ~職業ギャンブラーってのも悪くない~

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親戚のおじさんのお嫁さんはグンガンhkagemaruです。

バッドバッチ感想第10回、今回はクローンウォーズ時代を彷彿とさせるクローンフォース99の大暴れが観れます。伏線回収が相次いだ前回に対し純粋なアクション回です。

 

1.帝国に占領される惑星

惑星ラクサスで帝国軍の女性将校”キャプテン・ブラッグ”が市民の前で帝国の支配について演説を行っています。帝国はことを荒立てるつもりはないようでラクサスの元老院議員でモノクルの似合うナイスオールドガイの”アヴィ・シン”に平和的に支配を受け入れるという旨を発表させようとしています。

惑星ラクサスは分離主義者達が首都と称していた惑星でパドメが交渉に赴いたこともあります。戦争終結によって帝国軍が併呑していたようですね。

市民の前に立つ直前、プロトコルドロイドのGS-8に「有事の際は指示に従え」と伝えるアヴィ・シン、最初は帝国に言われた通りの宣言をしようとする彼ですが思い直し「帝国の支配は不当である」と市民の前で発言、これにより現場にいた市民達は暴徒化してしまいます。アヴィ・シンは拘束され事態の収拾をはかる帝国軍のクローントルーパー。この混乱の中GS-8はその場を離れ誰かに救援を求める通信を行います。

 

2.シドとオメガ

ベインとフェネックという危険な賞金稼ぎに狙われているクローンフォース99はオード・マンテルでしばし任務を受けず大人しくしていた模様。マンテル・ミックスを食べながらシドの店にやってくると「ラクサスのアヴィ・シン議員を救出しろ」という任務をシドに与えられるハンター、元分離主義者からの依頼に渋る面々ですが借金返済のため依頼を受けさせられます。しかしハンターは今や帝国の支配地となっているラクサスにオメガは連れていけないと彼女をシドに預けて任務に向かうことに。

 

ハンター達に置いて行かれ悲しそうなオメガに「話を聞いてやると」少し気を遣うシド。案外いい人。

「みんなから連絡がなく心配、私も一緒に行きたかった」というオメガに「あんたが役立たずだから置いてかれたんだ」とデリカシーのないことを言うシド。そんなにいい人じゃなかった。

この発言にいつものアホっぽい常連客のウィークウェイとアイソリアンも「それはねーわ」といった表情。こいつらはたぶん悪い奴じゃない。

拗ねてしまうオメガですがその後シドと常連客の2人がデジャリック(エピソード4でチューバッカとR2が対戦してたゲーム)で遊んでいるのを見て的確なアドバイスでシドを勝たせます。オメガのセンスに目を付けたシドは賭けデジャリックで稼ぐことを提案、報酬をもらうという条件で取引が成立します。

 

3.アヴィ・シン奪還作戦

惑星ラクサスに偽装信号を使って着陸するクローンフォース99はGS-8と対面します。依頼主がドロイドだということに驚きながら首都に潜入、冒頭の騒ぎと元分離主義者の重要拠点ということもあるのかかなりの戦力が配備されている様子。GS-8を囮にしたりしながら問題なくアヴィ・シンを救出し帝国軍のAT-TEを奪って首都からの脱出を目指します。

このあたりの戦闘はかつてのクローンウォーズの正統進化した映像といった感じで観ていて楽しいです。あとAT-TEが倒れる音が映画本編のAT-ATが倒れる音と同じだったり細かな拘りが垣間見えます。非常にいい。

使える男アヴィ・シンの協力もあり秘密の地下道から無事に市内を脱出、シャトルに乗る直前「市民を置き去りにはできない」と彼は言いますがハンターが「生き延びて戦う方がいい」と説得しラクサスを後にします。

 

オード・マンテルに帰還するとシドの店に人だかりが出来ており中に入ると賭けデジャリックで連戦連勝するオメガが。彼女のおかげでクローンフォース99の借金は全てチャラになったとのこと。恐ろしい子

「みんなの役に立ちたくて」というオメガにハンターは彼女の気持ちを汲んで「お前の戦略センスをテストする。俺に勝てば二度と置いていかない」とデジャリックを起動し試合が始まったところで第10話が終了します。なかなか粋な終わり方ですね。

 

4.感想

メインストーリーの進展はありませんでしたがたまにはこういう回があってもいいですよね。アヴィ・シン救出は足を引っ張るキャラが皆無で本当に何事もなくスムーズに進むので痛快なアクションが楽しめます。逆に言えば元分離主義者という設定も特にストーリーに絡むわけでもないので何もないといえば何もないです。ともかくハイクオリティなAT-TEの挙動を楽しみましょう。

最後のハンターとオメガの約束が今回のメインですね。これでやっと対等な仲間と認められて良かった良かったというお話。

 

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